2023.01.02
お知らせ2023年1月5日、創業120年記念『めでっ鯛飯』を発売。
令和5年1月5日、弊店は、創業120年を迎えます。
その記念として、祝い鯛に着想を得たおめでたい駅弁「めでっ鯛飯」を数量限定で発売致します。
「めでっ鯛飯」の容器は、ずんぐりとした鯛の形状が愛らしい陶器製。掛紙には、弊店の120年を祝う鯛のイラストを描きました。中身は、醤油飯の上に、鯛のほぐし身を敷き詰め、鯛塩焼きや海老、ひじきなどを盛り付けました。
販売価格は、120年記念だけに1個税込1200円。令和5年1月5日より、淡路屋各店およびオンラインショップ(https://all.awajiya.co.jp/)にて販売いたします。また、1月24日より阪神梅田本店で開催される催事「阪神の有名駅弁とうまいもんまつり」会場にて、当商品を実演販売いたします。
■弊店のあゆみ
日本近代化の象徴であった鉄道は、明治5年に初めて新橋・横浜間が開通し、7年には大阪・神戸間、そして22年に新橋・神戸間の東海道線が全通をみました。それに伴い、長距離列車も登場し、車中の食事提供が必要となり、全国各地の駅弁が生まれました。弊店も明治36年に、大阪にて料亭業から阪鶴鉄道の列車内販売業を創業しました。
以来、池田、宝塚、生瀬、園部などに拠点を設け、39年に有馬籠の容器を使った『淡路屋弁当』、44年には武庫川や桂川の鮎を使った『鮎鮨』などを販売して参りました。大正、昭和期には旅客の増加に加え、軍事輸送に欠かせなかった『軍弁』を納入し、戦前の全盛期を迎えます。しかし、次第に戦争による食糧不足や旅行の自粛という困難な時代に直面していき、終戦直前には神戸駅に店舗を集約しました。
戦後は、昭和40年に神戸名物『肉めし』、62年に日本で初めての加熱式弁当を開発しました。平成7年の阪神淡路大震災で被災しましたが、それを乗り越える意味で、10年に明石海峡大橋開通記念『ひっぱりだこ飯』を販売しました。令和4年には『JR貨物コンテナ弁当』を販売、東京工場を稼働。そして令和5年、創業120年を迎えました。